インターネットカフェを展開するアプレシオ(新宿区西新宿8)は3月23日、関西国際空港内「KANKU LOUNGE」に「リラクゼーションラウンジ」(大阪府泉佐野市)をオープンする。
同店は、同空港が今年8月から第2滑走路の共用で「24時間体制」へ移行するのに先駆けオープンするもの。空港ラウンジの24時間営業は日本初。
店舗面積は約160坪で、同社は「KANKU LOUNGE」(約210坪)内の一区画を受託運営するもの。「ホテルのように洗練されたモダン」(同社)をイメージした店内には、有線無線LANのパソコンを完備したカフェ席や個室のほか、グループで利用できるシアタールームやキッズルームなどを配置する。
同所には、同店のほかザ・コンランショップが手がけるクラブラウンジや、ドトールコーヒーの新業態カフェ、リラクセーションスペースを展開するナチュラルボディが出店。24時間営業を行うのは同店のみ。
同社が運営する複合カフェ「アプレシオ」は、新宿ハイジア店(新宿区歌舞伎町2)が旗艦店で、現在の売上は月商2,000万円にのぼるという。今期は、海外進出の布石としてフラッグシップ店(銀座)に続き、ららぽーと豊州、幕張プリンスホテルに出店、3月には埼玉、梅田、松山、沖縄へのオープンを控えるなど出店を加速させている。同社は「期末(9月決算)には100店舗体制となる見込み」と話している。
同社社長室室長の林さんは「設備やスペックなどハード面のほか、当社の一番の強みともいえるホスピタリティーを最重要視したサービスが、空港の『顔』として期待されての要請と受け止めている。常に顧客の要望に耳を傾けながら、空港ラウンジをより進化させるものとしていきたい」と話している。