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都、旧小笠原邸の新たな借り手を募集-2013年春から10年間

旧応接間(ラウンジ)

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 東京都は現在、選定歴史的建造物として公開されている「旧小笠原邸」(新宿区河田町)の新たな借り受け者を募集している。

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 旧小笠原邸は1927(昭和2)年、旧小倉藩藩主の小笠原長幹伯爵の邸宅として現在地に建てられたもの。鉄筋コンクリート造りの地上2階・地下1階建てで、延べ床面積は約1100平方メートル。当時の流行を取り入れたスパニッシュ様式の装飾、噴水のある中庭(パティオ)や珍しいイスラム様式の喫煙室(シガールーム)など、歴史的にも、建造物としても価値が高いとされている。

 一時、取り壊しも検討されたが、2000年より修復を条件に都が民間貸し出しを開始。現在は「レストラン小笠原伯爵邸」として使用されている。

 今回の募集は、2013年3月31日で10年間の貸与期間が終了することに伴うもの。募集内容は2013年4月1日~2023年3月31日の10年間。貸与条件は、「歴史的建造物にふさわしい維持管理および活用事業の実施」となっている。

 東京都生活文化局文化振興部の担当者は「歴史的価値があり、今後も継続して都民の方に親しんでいただきたい。借り手には同館の魅力を最大に生かした活用法を提案してほしい」と話す。

 見学会は2月8日に予定。応募条件・方法などは都のホームページで確認できる。

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