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新宿で写真展「ワォ!新宿・代々木」 5人の写真家が捉えた2つの街の風景

5人それぞれの視点で捉えられた新宿、代々木の風景 © 2018 新宿・代々木 写真プロジェクトM

5人それぞれの視点で捉えられた新宿、代々木の風景 © 2018 新宿・代々木 写真プロジェクトM

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 新宿駅南口の全労済ホール「スペース・ゼロ」(渋谷区代々木2、TEL 03-3375-8741)で2月19日から写真展「ワォ!新宿・代々木」が開催される。企画製作は新宿・代々木写真プロジェクトM。

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 青森、宮城、神奈川、東京、米国と出身地が異なる5人の写真家が結成した同プロジェクト。5人とも新宿、代々木エリアに居住、もしくは活動の拠点を置き、かつフォトギャラリー「Place M」(新宿区)で行われている写真ワークショップ「夜の写真学校」修了生という共通点がある。

 新宿、代々木2つのエリアで、5人それぞれの経験、視点、テーマに基づいて撮り下ろした大判プリント約20点、小サイズのプリント約40点を展示する。同展のきっかけについて出品作家の一人、吉田仁美さんは「かつて10年住んでいたニューヨークで自分の家の周辺を撮っていたように、帰国後住み始めた新宿の街でも撮影をし、2016年に同ギャラリーで写真展を開いた。2回目の今回は、1人の目線でなく、交流のある同じワークショップの先輩方に声掛けしてプロジェクトとして展示できればと考えた」と話す。

 吉田さんは人々の日常や生、光の点滅の可視化に取り組んだカラー写真を展示。そのほか、小山内大輔さんは「名付けようのない場や景色」をカラーで撮影。街の木のポートレートを手掛ける小松透さん、夜間の長時間露光撮影で街を捉える西岡広聡さん、これまで歌舞伎町なども撮影し、今回新宿と代々木の違いや共通点などを提示するハワード・ワイツマンさんはそれぞれモノクロ作品を出品する。

 「全員参加のミーティングを開き、意見交換しながら準備を進めた。新宿の南や西側の風景を写真で見る機会はこれまで意外となかったのでは。それぞれに個性的な5人の写真から、緑もあり、人が生活している新宿、代々木の日常、その街の多様性を紹介できれば」と意気込みを見せる。

 開催時間は11時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。3月3日まで。

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