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新宿眼科画廊でアーティスト・小林耕二郎さんの個展-3つの部屋で異なるテーマ

小林耕二郎さんの個展「FLOW」

小林耕二郎さんの個展「FLOW」

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 新宿眼科画廊(新宿区新宿5、TEL 03-5285-8822)で現在、小林耕二郎さんの個展「FLOW」が行われている。

展示作品のひとつ「Catch&Release」(関連画像)

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 小林さんは1975(昭和50)年滋賀県生まれのアーティスト。2001年、金沢美術工芸大学美術学部彫刻学科を卒業。2003年には多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。主に都内で個展やグループ展を開催してきた。2009年には、「神奈川県美術展」で平面立体部門準大賞を受賞。

 同展のタイトル「FLOW」は、「『複数にして単数』、重ね合わされることによる現れ。もしくは装のようなものについて」と小林さん。3つの展示スペースごとにタイトルをつけ、インスタレーション作品や平面作品を展示する。「FLOW」ではコケを型かたどった作品、発泡スチロールをシンナーで溶かしたものを紙粘土でかたどった作品、鏡にコンタクトレンズを貼り付けた作品を展開し、消えていくものを作品に落とし込んでいる。「Catch & Release」では、カラスの模型をロウで固めて網に入れた作品を展示。「after」では、水玉模様にも見えるコンタクトレンズのドローイング作品を公開する。

 同画廊の田中さんは「小林さんの作品は、時間に対する視点を提示する。変容する物質の時間を静止し、視覚化された作品が並ぶ」と話す。「会期中、小林さんは毎日画廊にいらしているので、直接話していただければ。作品の見え方が広がるはず」とも。

 営業時間は12時~20時(最終日は17時まで)。今月19日まで。

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