紀伊國屋書店新宿本店（新宿区新宿3）4階の紀伊國屋画廊（TEL 03-3354-7401）で10月18日より、山本タカトさん作品展「ネクロファンタスマゴリア」が開催される。

　山本さんは1960（昭和35）年秋田県生まれの画家。東京造形大学絵画科を卒業した後、「浮世絵ポップ」や「平成耽美（たんび）主義」など独自の様式を展開。繊細で耽美（たんび）、かつ官能的な独特の世界観が支持されている。文芸誌や単行本の表紙を担当するほか、ギャラリーで作品を発表してきた。

　同展は、山本さんの同名最新画集の発売を記念して開催。「過去6冊のモノグラフを通じ、一貫して掲げてきた『平成耽美主義』が、作品の深化のみならず、技術の面でも到達した1冊になっている」（同展担当者）という。

　会場では、山本さんの最新作や過去の作品集の表紙絵原画6点のほか、作品の下絵も公開。約52点を展示する予定。「長年お世話になってきた新宿紀伊國屋画廊が年内いっぱいで閉廊するので、同会場では最後の展覧会となる。大勢の方に来場いただきたい」

　開催時間は10時～18時30分（最終日は18時まで）。入場無料。今月20日（16時ごろ）と21日（14時ごろ）には山本さんも来場予定。23日まで。