キャンドル・ジュンさんが環境インスタレーション「ヒカリとヤミ」-新宿で

Candle JUNEさんのオリジナルインスタレーション「ヒカリとヤミ」(Photo by Takeshi Hanzawa

Candle JUNEさんのオリジナルインスタレーション「ヒカリとヤミ」(Photo by Takeshi Hanzawa

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 世界各地でキャンドルに火をともしているCandle JUNE(キャンドル・ジュン)さんのオリジナルインスタレーション「ヒカリとヤミ」が12月10日から、コニカミノルタプラザ(新宿区新宿3、TEL03-3225-5001)のギャラリーCで開催される。

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 同展は、環境へのメッセージを込めた作品が人気のキャンドルアーティスト、キャンドル・ジュンさんが自然界の「光」の世界を表現する。キャンドル・ジュンさんが参加するクリエート・プロジェクト集団「DEBLI Project」のコンセプトで演出した空間で、同展のためだけに制作するオリジナルインスタレーション。

 同館のギャラリーAとギャラリーBで、同期間中に行われる「ベルンハルト・エドマイヤー写真展『EARTHSONG』」と「『森に聴く』アマゾンの森 Deep Forest from the Amazon photo by Hikaru Nagatake」も環境を意識した展示。双方の展示と通じる価値観があったため、キャンドル・ジュンさんの活動に共感した同館スタッフが、オファーし展示が決まった。

 キャンドル・ジュンさんは1994年にキャンドルの制作を開始し、ギャラリーやサロンで展示を開催。ファッションショーやレセプションパーティーの装飾、Fuji Rock Festivalなどの野外イベントでの空間演出を多数手掛ける。2001年に広島で「平和の火」をともしてから、「Candle Odyssey」という争いのあった土地に火をともす旅を始める。アメリカを横断し、ニューヨークのグラウンド・ゼロ、アフガニスタンなどで、地球の平和や自然環境の変化についてメッセージを持った活動を続けている。

 同館広報の浜田圭佐さんは「建物内で行うので、あえてキャンドルに実際の火はともさずライトを使用した演出となる予定。キャンドル・ジュンさんは、常にインスピレーションに従って空間を制作しているよう。今回もどんなインスタレーションになるか楽しみ。照明を落とした会場で落ち着いた雰囲気を感じてもらえれば」と話す。

 キャンドル・ジュンさんは「光を当てて、輪郭がわかり、そのものの認識をする。光が当てられ、自分というモノを認識する。光は今しか存在しない。今立っているこの場所から何を照らしていこうか。これまではキャンドルをともし、そのものを、それぞれ感じてもらっていたが、今回はこれまでともしてきた場所をイメージした。この時代に生きるものたちが向う先、もしくはこれまでの道のりを」とコメントする。

 開催時間は10時30分~19時(最終日は15時まで)。今月18日まで。キャンドル・ジュンさんは、同12日に代々木公園で行われる「100万人のキャンドルナイト」にも参加予定。

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