新サービス「駅宅クン」「同乗待機クン」開始-おかかえ運転手

ドライバーの納品時に車内待機する「同乗待機クン」。グリーンの上着はユニフォーム

ドライバーの納品時に車内待機する「同乗待機クン」。グリーンの上着はユニフォーム

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 自家用自動車の運転請負業を手がける「おかかえ運転手株式会社」(新宿区新宿5、TEL 03-3356-5440)はこのほど、個人向け回送サービス「駅宅クン」と納品ドライバー向け「同乗待機クン」の2サービスの提供を開始した。

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 同社は5月より、富裕層向けおかかえ運転手サービス「おかコール」を開始し、「順調に契約を伸ばしている」(同社広報担当者)という。今回はさらにサービスの枠を広げ、「ピンチヒッター・サービス」(同社)2種類を企画した。

 「駅宅(えきたく)クン」は、駅と自宅の空車回送サービス。顧客から指定された駅に出向き、鍵を預かって自宅まで車を届けるもので、「顧客が新幹線などを利用するために駅まで車で行き、その後すぐに顧客の家族がその車を利用したい場合が多い」(同)などの調査結果に基づき、同サービスを企画したという。料金は普通車の場合、基本料金=1200円(1時間)、延長料金=3,000円(2時間)。同社では月間受注数300件、年間売り上げ2,800万円を見込む。

 「同乗待機クン」は、走行中の納品業者に同乗し、納品のためにドライバーが離席した際に、車内で待機するもの。関西ではハートサービス(大阪市)が同サービスを実験的に始めており、首都圏でのサービスは初となる。同社広報担当者は「駐車違反や放置車両は厳罰化が進み、業務に支障をきたしている業者も多いため、サービスの提供に踏み切った。ただ同時に都や警察などとも積極的に連携し、違法駐車取り締まりの啓蒙をサポートしていく」と話す。料金は1回5時間単位で8,000円。月間受注数10件、年間売り上げ7,000万円を見込む。

 同社の椎名千景社長は「ピンチヒッター・サービスのために150人の運転手を確保している。これまでにはなかったきめの細かいサービスを企画・提供していきたい」と意気込みをみせる。

運転代行サービスに新風-現役引退後の富裕層個人ターゲットに(新宿経済新聞)おかかえ運転手

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