新宿スタジオアルタ（新宿区新宿3）の大型ビジョンで3月11日15時22分から、ペースシャトル「エンデバー」の打ち上げが生中継された。

　米航空宇宙局（NASA）はフロリダ州ケネディ宇宙センターで日本時間11日15時28分、97年に続いて2度目の飛行となる土井隆雄さんら7人の宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル「エンデバー」を打ち上げた。約16日間の飛行予定で、26日夜（日本時間27日朝）にケネディ宇宙センターに帰還する。

　同機は日本初の有人宇宙施設「きぼう」の最初の部品（船内保管室）を国際宇宙ステーション（ISS）に運ぶ役目があり、13日に上空400キロに浮かぶISSにドッキングする。14日には土井さんがシャトルのロボットアームを操作して部品を設置する予定。

　アルタビジョンが打ち上げの約6分前から中継を始めると、打ち上げの瞬間を見ようと集まった多くの観客に加え、駅前や新宿通りを歩く大勢の通行人も足を止めて画面に見入っていた。たまたま通りかかったという若い女性は「今まではあまり興味がなかったが、これだけの大画面で見ることができて感動した。日本人宇宙飛行士の活躍に期待している」と話していた。

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