新宿で映画「Sweet Rain 死神の精度」公開記念イベント

筧昌也監督(左)とチンピラ「阿久津」役を演じた石田卓也さん(右)がトークショーに登場

筧昌也監督(左)とチンピラ「阿久津」役を演じた石田卓也さん(右)がトークショーに登場

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 テアトル新宿(新宿区新宿3、TEL 03-3352-1846)で3月7日、映画「Sweet Rain 死神の精度」公開を記念して、筧昌也監督のトークショーが行われた。

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 同作品は、さまざまな人間を7日間観察し「生か死か」を決定する仕事を淡々とこなしていた死神が、1人の女性と出会うことで人間の感情を理解し、人生を知っていく姿を描くもの。キャストは、主演を務める金城武さん、共演者に小西真奈美さん、富司純子さん、吹越満さんなど、豪華な顔ぶれがそろっている。原作は伊坂幸太郎さんの小説「死神の精度」(文藝春秋)。3月22日より全国公開。

 トークショーは3月1日から開催されていた筧監督特集上映(「美女缶」「ロス:タイム:ライフ」など)の最終イベントとして行われた。出演者は筧監督と、同作品にチンピラ「阿久津」役で出演している石田卓也さん。

 同作が劇場長編作品デビューとなる筧監督は「最終的にはテーマやストーリーは大人の鑑賞に堪えるものにするのは当然だが、発想は幼稚なものが好き」と話し、松本人志監督作品「大日本人」を引き合いに出すと「偉大なる中二イズム(男子中学2年生が持つ独特の思考回路)」と絶賛した。石田さんは金城武さんについて、「彼はコメディー好きで、志村けんさんを尊敬している」と話し、会場の笑いを呼んだ。サイン入りパンフレットやポスター、原作本などの抽選会もあり、終始和やかな雰囲気の中、イベントは幕を閉じた。

 独特のファンタジー要素とユーモア感で注目を集めている筧さんは1977年東京出身。14歳でビックコミックスピリッツの新人賞を受賞し、大学時代に自主制作映画がゆうばり国際ファンタスティック映画祭に連続入賞した経歴を持つ。卒業後、CG制作会社を経てフリーディレクターとして独立し、缶詰で配送されてくるアンドロイドを描いた短編映画「美女缶」(2003年)でブレークした。現在は映画、漫画、イラスト、小説と、幅広く手がけている。

テアトル新宿で記録的な動員-アニメ「空の境界」が満員御礼札止め(新宿経済新聞)「Sweet Rain 死神の精度」公式ホームページテアトル新宿

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