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エキストラが主人公の映画「エキストロ」、新宿シネマカリテなどで公開へ

主役の萩野谷幸三さん

主役の萩野谷幸三さん

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 山本耕史さん、斉藤由貴さん、寺脇康文さんといった主役級の役者が脇役を務め、無名のエキストラが主役を演じるという「モキュメンタリー」(フェイク・ドキュメンタリー)の映画「エキストロ」が3月13日から、新宿シネマカリテ(新宿区新宿3)などで順次公開される。

映画「エキストロ」のチラシ

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 同作品はテレビや映画の時代劇撮影で使われる茨城県つくばみらい市にある巨大ロケ施設「ワープステーション江戸」を舞台に、エキストラたちの悲喜こもごもの営みを描く骨太なドキュメンタリーと思いきや、ある撮影の現場でとんでもない事件が発覚し物語が一気に急展開を迎える。大林宣彦監督をはじめ、山本耕史さん、斉藤由貴さん、寺脇康文さんなど、脇を固める主役級の役者が共演するほか、藤波辰爾さん、黒沢かずこさん(森三中)、加藤諒さん、三秋里歩さん、石井竜也さん、荒俣宏さんらが「リアルに」出演する。

 主題歌はトリプルファイヤー featuring 松崎しげる、監督はドラマ「透明なゆりかご」や「伝説のお母さん」などを手掛ける村橋直樹さん、脚本は「王立劇場」主宰、映画「Diner ダイナー」などを手掛ける後藤ひろひとさん。

 同作品を思いついたきっかけについて、「大河ドラマの助監督をしていたころ、アクションスターを目指す俳優志望の若者、画面に映ったことをスナックで自慢するのが趣味のおじさん、セカンドライフとして撮影を楽しむ大企業の元社長など、さまざまなエキストラさんと出会った。撮影という目的以外に共通点の無い彼らが集まった場にはドラマの匂いがして、彼らを観察していた。30メートル向こうではスターたちが輝く大河ドラマを撮り、私は名も無きエキストラの人生を見つめている。このカメラポジションの逆転が、この作品を生んだ」と村橋監督は語る。

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