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新宿御苑が「ライブ ジャパン アワード」観光部門1位に 開園時間延長、新企画も

受賞者の皆さん

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 新宿御苑(新宿区内藤町、TEL 03-3350-0151)が4月15日、訪日外国人に人気があった施設や店舗を発表する「LIVE JAPAN Awards 2019」で「観光部門」の1位を受賞した。

「観光部門」1位を受賞し、表彰式に登壇する宇賀神知則さん

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 訪日外国人向け観光情報ウェブサービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」の、2018年4月から2019年3月までのアクセス数を基に選出するもので、今回で3回目。同サービスは各電鉄・バス会社、旅行、不動産、運輸など46社局が参画し、名所やグルメ、買い物、道案内など、観光に便利な情報を一カ所に集め提供する。年間利用者数は3月の時点で3500万人に上る。

 授賞式に登壇した環境省・自然環境局・新宿御苑管理事務所所長の宇賀神知則さんは「最近5年間で2倍の250万人の利用者があり、その半分が外国人。新宿の立地の良さと、元々皇室庭園であったという歴史価値を十分に生かしながら、今後も外国人の受け入れ環境の整備と情報発信に努めたい」と話した。

 今年から桜のライトアップやナイトガーデンパーティーなど新たな試みも始まった。「開演時間が延長になり、これまでお見せできなかった夜の空間や時間も活用できるよう考えた。日本文化を紹介するようなステージなど民間の力を活用したイベントも行っている。国際観光旅客税も活用し、全国の国立公園に関する情報発信拠点としても、外国の方に魅力を伝えていければ」と宇賀神さん。

 表彰式では、「グルメ部門」「体験部門」「ショッピング部門(大型商業施設)」「同(小売ショッピング施設)」と合わせて5部門をランキング形式で発表した。今年は新たに3年連続で上位にランクインした「殿堂入り」を「板前寿司」が(上野ほか)、全部門の中で最もアクセス数が高かった「総合賞」を「二木の菓子 第一営業所」が受賞した。

 同サービス事業のセクション長を務めるぐるなびの加藤洋平さんは、総評で「この3年で団体よりも個人の旅行客やリピーターが増加している。人気の場所もランドマーク的な観光地からニッチな場所へと変化し、今年はさらに個人がそれぞれの趣味、嗜好(しこう)に基づいて情報を選んでいる状況が見て取れた」と話した。

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