京王プラザホテル（新宿区西新宿2、TEL 03-3344-0111）3階アートロビーで現在、ルイス・キャロル著「不思議の国のアリス」初版刊行150周年を記念して絵本「こども部屋のアリス」（リトルモア）のアート展が開催されている。

絵本の表紙に使用された作品は写真で展示

　同書はキャロルが子どもたちのために「不思議の国のアリス」の構成を変えずに読みやすい文体で短く書き直した物語。写真に刺しゅうを施す独特の手法で知られ、広告や空間デザイン、CDジャケットなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・清川あさみさんがアートワークを手掛ける。布や糸、ビーズ、スパンコールなどを使って物語の場面を表現した立体原画4点に加え、作品写真10点を展示する。

　同ホテル広報担当者は「開放的なロビーでの無料展示ということもあり、小さな女の子から20～30代の女性まで幅広い年齢層のお客さまにお越しいただいている」と話す。「一部の作品は3階アートラウンジ『デュエット』に展示しているので、お茶などを楽しみながらご覧いただけたら」とも。

　2階ではフードブティック「ポピンズ」のテークアウトスイーツ販売やオールデイダイニング「樹林」のスイーツビュッフェ（12月31日まで。要予約）など、アリスをテーマにしたスイーツも用意している。

　開催時間は10時～19時。11月30日まで。