新宿オゾンに伝統工芸50組が出展-地域ブランド紹介も

新宿オゾンで開催される「和のある暮らしのカタチ展」

新宿オゾンで開催される「和のある暮らしのカタチ展」

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 リビングデザインセンターOZONE(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6500)では1月19・20・21日の3日間、「第2回 和のある暮らしのカタチ展」が開催される。

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 同展は、地域に根ざした「伝統工芸」を都市生活者に向けて発信することを目的とするもの。昨年の第1回目は会期中、3,000名を動員した。主催は中小企業基盤整備機構(港区)。

 会場エントランスでは「伝統工芸207」と題し、日本地図を用いて伝統工芸品207点を紹介するほか、現代の嗜好を反映した新商品の開発に力を注ぐ「八百津煎餅新商品開発プラン」(岐阜県)などの地域活性化事業や、兵庫県「豊岡鞄」などの地域ブランドの取り組みをパネルで紹介。豊岡鞄からは名匠・植村美千男さんを招き、ワークショップ「手のひらサイズのミニバッグ作り」を開催する。参加費は300円。

 約500平米の会場には、「伝統工芸の担い手」50組がブースを展開。百貨店への出展や海外への進出でも知られる竹田ブラシ製作所(広島県)は、主軸商品の化粧ブラシ「熊野筆」を出品。「リスやヤギなど動物の毛を使用するため、光で消毒した」(同社)という同品の質を体験してもらうため、ブースに多数のテスターを用意する。そのほか、「南部鉄器」を手がける及富(岩手県)や、「美濃焼」を手がける深山(岐阜県)などが出展。

 特許庁は2006年4月、「商標法の一部を改正する法」を施行。地域団体商標(地域ブランド)制度がスタートし、「地域名+商品名」での商標登録が容易になったことから、「地域ブランド」が盛り上がりをみせている。

 同センター広報担当の木村さんは「伝統工芸に触れるだけでなく、『担い手』とのコミュニケーションを楽しんでほしい」と話している。会場で商品を購入することは出来ないが、最寄の取り扱い店の案内は各ブースで行う予定。

リビングデザインセンターOZONE

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