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日清食品が100万食のカップ麺を寄贈-既に半分が被災地に到着

給湯設備のあるキッチンカー「チキンラーメン号」7台も現地に

給湯設備のあるキッチンカー「チキンラーメン号」7台も現地に

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 日清食品(東京本社=新宿区新宿6)が被災地に向け緊急無償提供している「カップヌードル」「日清のどん兵衛」などカップ麺計100万食のうち、現在まで約半分の50万食が現地に届けられた。

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 カップ麺の搬送は主に自衛隊が行い、給湯機能を持つキッチンカー「チキンラーメン号」7台も順次派遣され被災地で支援活動を行った。

 キッチンカーは給湯設備を備え、主に量販店、イベント会場などで「チキンラーメン」を試食できるように改造された特殊車両。そのため水道やガスが止まっている被災地などでも温かいカップ麺を提供することが可能。1台で「カップヌードル」約1,800食分のお湯を供給することができるという。

 「キッチンカーは3月15日に福島県の三春町と仙台の若葉区で活動を実施した。しかしガソリン不足の影響でいったん活動を休止せざるを得なくなり、現在体制が整うのを待っている状態」と同社広報部の安武さん。支援活動は引き続き行うという。

 同社の関東工場(茨城県取手市)と茨城営業所(水戸市)は震災の影響で建物・設備に一部被害が発生し、東北エリアの製品保管倉庫でも一部製品に破損等が生じたが、いずれも被害は軽微だったという。また、「計画停電」に沿った生産体制をとり、東京電力管内以外の工場へ一部生産もシフトしている。

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